
コロナのおかげで株価が下がっていると聞いたけど本当なの?
コロナが与える株価への影響はどれくらいなの?
このまま下がり続けるの?コロナが終息したらどうなるの?
この記事は上記のような思いを持った人のためにコロナが与える株価への影響について考察した内容を記載しています。
本記事の内容
- 新型コロナウイルスが与えた株価への影響を再確認
- 新型コロナウイルスによる今後の株価を予想(SARSから考察)
※本記事は個人的見解を述べており,株取引を進めたりするものではありません。
新型コロナウイルスが与えた株価推移への影響を再確認
新型コロナウイルスは2019年11月に初めて発見されました。その後,同年12月31日頃に世界保健機構(WHO)に報告がありました。
次いで2020年1月31日に世界保健機構(WHO)が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を発令しました。
ここではPHEICについての説明は割愛しますが,世界としてコロナウイルスが危険であると判断されたという認識をいただければいいと思います。
よって,この2020年1月31日から2月末までの株価を振り返ってみることにします。
今回は株価の代表として以下の指数について確認してみます。
- 日経平均
- TOPIX
- 上海総合指数
- NYダウ
日経平均
2020年1月31日23205円 → 2020年2月28日21142円 ▲2063(▲8.9%)
TOPIX
2020年1月31日1684円 → 2020年2月28日1510円 ▲174(▲10.3%)
上海総合指数
2020年2月3日2746円 → 2020年2月28日2880円 +134(+10.5%)
NYダウ
2020年1月31日28256円 → 2020年2月28日25409円 ▲2847(▲10.1%)
新型コロナウイルスが株価に与えた影響まとめ
少し分かりずらいですが,2020年1月31日からの1ヶ月間の推移は上海総合指数を除き,各9%前後の株価の低下が見られました。
ちなみに上海総合指数は今回中国から新型コロナウイルスが出ているということで記載しています。
上海総合指数については,2020年1月31日に世界保健機構(WHO)が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を発令されたタイミングで底を着けたので跳ね返っているだけという個人的見解です。
また,PHEICの発令すぐに株価が下がっていないことが注目すべきポイントであり,大きく株価が下がっているのは2020年2月25日からです。
25日に株価が下がった理由はオリンピック中止の可能性を国際オリンピック委員会が発表したからだと考えるべきだと思います。
これら結果を受けて,過去のSARSが蔓延したときの株価を参考に考察してみましょう。
新型コロナウイルスによる今後の株価を予想
さて,過去にSARSが流行したのは2002年11月から2003年5月に終息宣言されるまでの半年間です。
そのときの日経平均を下に記載します。
2002年11月1日8685円→2003年4月28日7607円▲1078円(-12.5%)
SARSによる日経平均の低下は最大で12.5%でした。
その後,2003年7月5日にSARSに終息宣言がなされた際の日経平均は9795円となり,SARS発生当初の株価から考えると約112%となりました。
今回の新型コロナウイルスにおいても同様の動きがあるとは言い切れませんが,個別銘柄ではなく指数に投資すれば同じような動きになるのではないかという個人的見解です。
また,新型コロナウイルスについては終息見込みの目処が立っておらず,過去に発生したMERSに至っては現在も中東地域で流行していることから,こればっかりはわかりません。
SARSと同じように8ヶ月で終息するのであれば,夏には終息すると仮説を建てられますがSARSより感染範囲が広いため難しいかもしれないと考えるのが普通かと思います。
終息しなければ,オリンピックが中止になり株価が落ちるはずなので,そのときに買うのが良いかと個人的には思います。
オリンピック中止前に終息見込みが立ったという報告がある可能性もあるので見逃さないようにしましょう。
パンデミックや大災害といった株価が大きく動いたときは不謹慎ながらチャンスでもあるので見逃さないようにしたいものです。
まだ,株を始めていない人はおすすめの証券会社を見て口座だけでも開けてみると良いかもしれません。


みなさまコロナには本当にご注意ください!
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